殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

グルメ

殿堂入りのお皿たち その49 【Ken's珈琲店の 3Dラテアート】

以前に名古屋のお店の3Dラテアートについて書いたことがある。 そちらは女性による作品だったが、こちらのお店では、渋いマスターが3Dラテアートを作ってくれる。 おそらく、こちらでは着色料も使わず、ごく自然に作られていると思う。 2度と全く同じもの…

殿堂入りのお皿たち その48 【フルーツパーラーゴトーの フルーツパフェ】

世の中にフルーツパフェは数々あれど、こちらのフルーツパフェに比肩するバランスの良いパフェはほとんどない。 フルーツパフェは単にフルーツが美味しいだけでは完成しない。 通常は、フルーツと生クリームの相性とバランスで全体が定まる。 こちらでは、常…

殿堂入りのお皿たち その47 【浅草じゅうろくの 蕎麦】

私にとって、現時点での東京蕎麦御三家というものがある。 こちらのお店のお蕎麦は、まだ伸びしろがあると思わせつつも、その領域に入ってくるお蕎麦である。 基本的には、日本料理屋さんなのだが、蕎麦も前面に押し出しているお店。 たまに、日本料理屋さん…

殿堂入りのお皿たち その46 【すし匠の お鮨たち】

東京には鮨の名店がたくさんあるが、その中でも最も美しいと言っても過言ではないお鮨がすし匠さんにある。 特徴的な包丁の入れ具合により、その味のしみかた、その食感、その味の拡がり方が変わってくる。 シャリもネタによって使い分けされており、伝統的…

殿堂入りのお皿たち その45 【レフェルヴェソンスの 定点、蕪 その2】

こちらは、ミシュラン二つ星のお店であるが、スペシャリテはなんと蕪。 見かけはシンプルであるが、最新の調理法を用い、4時間以上もの調理時間を要して作られる。そしてほとんど味付けはなされない。 それゆえに、蕪の本来の旨味が直接食べ手に伝わってく…

殿堂入りのお皿たち その44 【ペリメニキッチンの ビスキュイサンド】

こちら、ペリメニキッチンさんは、サワークリームを自家製で作っている。 もちろんビスキュイも自家製である。 この二つの組み合わせから、この世で唯一無二のビスキュイサンドが生まれる。 このサワークリームの美味しさは、ロシアを含めても地球一ではない…

殿堂入りのお皿たち その43 【TSU・SHI・MIさんの 渾身の野菜のお皿】

もちろん、多くのシェフは渾身のお料理を作っている。 しかし、TSU・SHI・MIさんの、この野菜のお皿は、一目見て、その渾身さの異常さを感じることが出来るお皿である。 当然、一品一品、下ごしらえは異なっており、野菜の種類だけ、異なる手間がかけられて…

殿堂入りのお皿たち その35 【セクレトのクリエイティブなお皿】

エルブジに端を発する分子調理法。 そのネーミングにはいささか問題を感じるが、その先進性は疑いようがない。 日本でも、タパスモラキュラーバーなど、その流れをくむお店がいくつか登場している。 こちらのセクレトさんは、その系統のお店の中でも屈指のお…

殿堂入りのお皿たち その34 【オトメの青海苔と松の実のチャーハン】

ミシュランに載らずとも、至極のお皿はもちろんたくさん存在する。 黄金の組み合わせを成し遂げたお皿はたまらない魅力を発する。 特に、それが独創性にすぐれ、かつ、食べ手の嗜好の琴線に触れれば、それはもう殿堂入りのお皿となる。 まさに、美味しい料理…

殿堂入りのお皿たち その32 【龍吟の鮎】

近年では美味しい焼き魚のお店が増え、鮎を丸のまま食べられる機会が増えてきた。 その代表格が龍吟さんの鮎。 龍吟さんの料理手法は常識にとらわれない。 常識と思われていたことも一から理由を考え、さらには考え直して、新たな手法を生み出してゆく。 過…

殿堂入りのお皿たち その31 【キャトルセゾンのモンブラン】

最近のモンブランブームは凄まじいものがある。 あるお店では、朝の8時に並んでも、食べられるのは午後になる。 そのようなモンブランブームに繋がるモンブランを作り続けてきたお店がある。 京王線は千歳烏山駅から少し離れたところにあるキャトルセゾンさ…

殿堂入りのお皿たち その30 【傳のサラダ】

新日本料理のお店、傳さん。 アジアベストレストラン2位にも選ばれる超予約困難店である。 しかし、その斬新すぎる料理のせいであろうか賛否両論もあるお店である。 こちらのお店には数々の素晴らしいお皿がある。 そのうちでももっとも地味なのがこちらの…

殿堂入りのお皿たち その29 【yuzukiのアジフライ】

アジフライを前面に押し出した名店はいくつかあるが、 こちらのお店は多くの種類のメニューを揃える定食屋さんである。 しかし、こちらのアジフライは並大抵のアジフライでは太刀打ちできぬアジフライである。 もちろん季節によっても変わるであろうが、かな…

殿堂入りのお皿たち その28 【角家の東西うなぎ食べ比べ】

うなぎの調理法は、大きく分けて関東風、関西風の二通りがある。 現在は圧倒的に関東風が主流であり、関西ですら関東風のお店が多い。 大きな違いは、関東風は蒸してふっくらさせるが、関西風はいわゆる地焼きであり蒸さない。 個人的には、香ばしさが豊かで…

殿堂入りのお皿たち その27 【アリーカフェのフレンチトースト】

フレンチトーストが美味しいと言われるお店は幾つかある。 こちらのお店はそのような著名店ではない。 しかし、こちらのフレンチトーストは紛れもなく最上級のもののうちの一つである。 特にフレンチトーストを目標に伺ったお店ではなかったが、そのような状…

殿堂入りのお皿たち その26 【くろぎの焼き胡麻豆腐】

怒涛の食材攻撃で攻めてくるくろぎさんのスペシャリテのひとつ。 いかにも食欲をそそる香ばしい焼き豆腐。 この焼き胡麻豆腐は幾つかのお店で供されるが、やはりくろぎさんの焼き胡麻豆腐が最高峰のものの一つ。 わさびも豪快に乗っており、この後の怒涛のお…

殿堂入りのお皿たち その25 【武蔵野文庫の茶房ババロアレモン風味】

インスタが流行っているわけですが、私もビジュアルには弱い。 このババロア、まず見た目にやられてしまう。 そしてババロアでレモンが乗っているというそのオリジナリティーにもやられてしまう。 そして、そのババロアの頂上とレモンとのサイズの一致にもや…

殿堂入りのお皿たち その24 【龍吟の鱧のお椀】

龍吟さん、言わずと知れたミシュラン三つ星の新日本料理屋さん。 全ての料理に妥協はなく、そして、道具や食材を一から焼き直した独創性が光るお皿が並ぶ。 その中でもやはり椀物はより一層の輝きを放っている。 温・冷のお料理の流れの中で、温のお椀はやは…

殿堂入りのお皿たち その23 【和栗専門沙織さんの1mmモンブラン】

世の中に素晴らしいモンブランは数々あれど、今最もホットなモンブランの一つがこちら。1mmの孔から押し出されるモンブランは芸術的としか言いようがない。 使われる栗も国産限定、もしくは、丹波栗を使用したもので妥協がない。 これでもかという巨大さも心…

殿堂入りのお皿たち その22 【K+のパスタ】

こちらのお店はもちろんコースでも凄いお料理の連続なのですが、 やはりその中でもパスタが出色の出来栄え。 現在のシェフはサローネでの経験があり、その流れをくんで複雑なテイストのお皿が多いです。 そんな流れの中、やはりパスタはストレートな美味しさ…

殿堂入りのお皿たち その21 【チーズ喫茶 吾輩は山羊である さんのカスタードプリン】

こちらのお店は店名のように、あらゆる料理でチーズが使われている。 フードの類ももちろん興味深いのであるが、特に目につくのがデザートの一つであるプリン。 レッドチェダーチーズとクリームチーズが使われているカスタードプリンである。 甘さを抑え、チ…

殿堂入りのお皿たち その20 【サン・マローのオムライスのビーフシチューのせ】

オムライスのビーフシチューのせという、名前からして魅惑的な料理。はじめにコンソメスープが出てきますが、このコンソメスープがまず驚きの美味しさ。程なくして、オムライスが登場。形を整えたごはんの上に、オムをまとめて、そこにさらにお店自慢のシチ…

殿堂入りのお皿たち その19 【7カフェさんのババンヌ】

これは個人的な価値観であるが、 私は独創性の感じられるお皿が大好きである。 その独創性は、美味しいものを食べて欲しいと思う、料理人の愛から生まれていると思うからである。 幡ヶ谷の7カフェさんには、独創的なスイーツが存在する。 スイーツは開発さ…

殿堂入りのお皿たち その18 【メゾンドユーロンの杏仁豆腐】

大抵の中華料理屋さんのメニューには、デザートとして杏仁豆腐がある。 中華料理は他の料理に比してデザートが弱い印象があるが、それはさておいて、杏仁豆腐には以外とバリエーションがある。 杏仁には幾つかの種類があり、それぞれ香りが強かったり味が異…

殿堂入りのお皿たち その17 【寛幸さんの雲丹ハンバーグ】

牛肉と雲丹の組み合わせはもはや珍しくはないが、 ちゃんとしたお料理になっているお皿は少ない。 寛幸さんのお皿は、ハンバーグは飛騨牛、雲丹は宮城県産、この組みあわせでインパクト大であるが、このお料理を完成させているのは、玉ねぎのソース。 お皿の…

殿堂入りのお皿たち その16 【乙コーヒーさんのチーズケーキ】

見た目はプリンですが、まごうことなきチーズケーキです。 このようなプリンタイプのチーズケーキはありそうでなかなかありません。 湯島天神からすぐそばですが、店内は落ち着いた雰囲気です。 他にも惹かれるメニューが多くありましたが、そのようなお店の…

殿堂入りのお皿たち その15 【The Burnさんのカリフラワーのステーキ】

私は実はカリフラワーはあまり好きではない、、、 しかし、こちらのカリフラワーのステーキは、牛肉のステーキよりももっと好物である。 どのような火入れをしているのかわからないが、想像を絶する食感と香ばしさである。 かりっとしてそうで、フワフワ感も…

殿堂入りのお皿たち その14 【かわ村の魚】

かわ村さん、イタリアンと和が混在したお店である。 しかし、ここの真骨頂は、魚、にある。 写真は、魚の前菜5種盛り合わせである。 普通では味わえない、魚、調味料を頂くことが出来る。 例えば、鯨の魚醤などが使われていたりする。 カウンターで仕立てて…

殿堂入りのお皿たち その13 【Light Cafeさんの3Dラテ】

ラテアートの進化は著しいが、最近ではついに3Dのラテアートが普及してきている。 銀座にも卓越した3Dラテアートがあるが、名古屋の一見普通のお店で、凄い3Dラテアートが頂ける。このラテアート、作るのに要する時間も半端ない。愛情と根性が無いと作れ…

殿堂入りのお皿たち その12 【銀座しのはら】

今現在、食べログ全国4位のお店。 こちらのお店は、あえて、お店の雰囲気を、殿堂入りとして選びたい。 日本料理の料理人は、独特の雰囲気を持つことが多いが、 滋賀県から移ってきた、こちらの大将は逆方向に独特の雰囲気を持っている。 最近はカウンター…