殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

⌘ フレンチ

殿堂入りのお皿たち その152【長谷川稔Lab の あわび料理】

あわびは最も滋味深い食材のひとつと思われます。 とても強い味があるわけでもないのに、とても味わいが深い。 一つには、旨味がじんわりとにじみ出てくることがその一因だと思われます。 こちらのあわび料理は、あわびそのものの美味しさはそのままに、さら…

殿堂入りのお皿たち その150【SUGALABO の オマールブルー】

SUGALABOさんと言えば、泣く子も黙る最高峰のお店の一つですが、 その中でも満足度の高いお皿がこちらのオマールブルーのお料理。 元々の素材の良さ、確かな調理法、そして革新的な調理法、味付けの完璧さ、そして、目の前で調理された出来たてほやほやの美…

殿堂入りのお皿たち その138【トゥールダルジャン の 鴨料理】

言わずと知れたフレンチの老舗、トゥールダルジャン。 その鴨料理はまさに伝統の味の極致。 ソースの種類は幾つかバリエーションがありますが、いずれも素晴らしい。 全ての鴨料理には、通し番号が付けられており、 昭和天皇のパリ来店の時に53,211羽目の鴨…

殿堂入りのお皿たち その136【スガラボ(SUGALABO) の コンソメ(加賀れんこんと黒トリュフ)】

スガラボと言えば、ミシュランの三ツ星を飛び越えて、古今東西の最高峰のレストランと言えるでしょう。スガラボのお皿は、もちろんどれも突き抜けているのですが、やはりコンソメのようなお料理は、凄さがわかりやすい。 このお皿は、加賀れんこんと、さらに…

殿堂入りのお皿たち その130【長谷川稔Lab の スフレ】

一つの料理の中に、「対比」を置くことは、その料理の奥深さを深めるための重要な手段です。 このリンゴのスフレは、驚きの対比を含んでいます。 まずアツアツのスフレが運ばれてきますが、真ん中に穴を開けておくよう指示されます。すると、液体窒素で固め…

殿堂入りのお皿たち その123【長谷川稔Lab の すき焼き?】

真空技術で、3回、すき焼きライクな味をしみこませた牛。 真空調理や低温調理と言っても、テクニックや労力の割に味が伴わないことも多いが、真空技術はこのためにある!と思わせるお皿。 独創性といい、技術といい、美味しさといい、唯一無二と言っても良…

殿堂入りのお皿たち その118【ビストロスマイユ の パテアンクルート】

私は、テリーヌやパテ系が好物なのですが、最近あまり見かけないような気がしています。そんな中、しっかりしたテリーヌを発見してしまいました! 付け合わせはビーツですね。この組み合わせもなかなか泣けます。 パテは、フォアグラなどによる重厚さがあり…

殿堂入りのお皿たち その116【コートドール の オマール海老のテリーヌ”マダムダニエル風”】

コートドールさん、フレンチの老舗です。 近年の多皿化の流れに流されず、骨太の料理を作り続けています。 牛のしっぽの煮込みと並ぶスペシャリテ的なお皿がこちらのテリーヌ。 オマール海老の甘さが心に染みるお皿です。 エビが大好きだったマダムを思い浮…

殿堂入りのお皿たち その102【ディズユイット の 穴子のテリーヌ】

殿堂入りのお皿とは、まさにこのお皿のためにあると言えるほどのお皿。 付け合わせにも全く手抜きはないが、なんと言ってもテリーヌの出来映えが凄い。 だいたいテリーヌに悪者なし、と言うのが私の家訓のようなものなのですが、 そのテリーヌの中でもずば抜…

殿堂入りのお皿たち その99【フロリレージュ の かき氷】

ここ数年で劇的に進化した食べ物として、かき氷を挙げることができるであろう。 もちろん多くの素晴らしいかき氷専門店が存在するが、 このかき氷は、フレンチ店のかき氷である。 不定期に、かき氷が提供されるので、常時食べられるわけでは無い。 しかし、…

殿堂入りのお皿たち その98【ビストロスマイユ の クネル】

ビストロにはグランメゾンには無い魅力がある。 絶対的な旨味、飛び抜けた一品、一期一会の味わい、その魅力はとどまるところを知らない。 幡ヶ谷のビストロスマイユさんには、無性にまた食べたくなるお皿が幾つも存在する。 その一つがクネル。 クネルとは…

殿堂入りのお皿たち その95【カンテサンス の 魚料理】

カンテサンスと言えば、もはやフレンチの頂点の一つとも呼ぶべきお店でしょう。 昨年はテレビドラマのグランメゾンでも、カンテサンスの料理が多数登場しました。 カンテサンスの特徴は多くあれども、その最たるものの一つが魚への火入れの妙だと思います。…

殿堂入りのお皿たち その91【ジョエルロブション の キャビアアンペリアル】

世界的なグランメゾンであるガストロノミージョエルロブション。 そのスペシャリテの代表的なものが、こちらのキャビア アンペリアル。 まず、見た目に驚かされます。手間のかけ方が半端でないです。 カリフラワーのクリーム、カニ、キャビアの組み合わせで…

殿堂入りのお皿たち その89【ナリサワ の 里山キュイジーヌ】

里山キュイジーヌをうたうお店がある。 料理に哲学性を織り交ぜてくるお店、私はそのようなお店は好きであるが、ともすると押しつけがましい感じになってしまうこともある。 しかし、こちらのお店では、和と洋の区別も意識させず、巧みに独自の境地を切り拓…

殿堂入りのお皿たち その81【レフェルヴェソンス の ノンアルコールペアリング】

近年、秀逸なノンアルコールのペアリングを提供してくれるお店が増えてきています。 お酒と料理のマリアージュを楽しむのもありですが、純粋に料理を味わうのであれば、お酒が邪魔になるケースもあり得ます。もちろん、体質的にお酒が苦手な人もいます。 一…

殿堂入りのお皿たち その70【オーベルジュ・ド・リル ナゴヤの いろいろな部位を使った三河ハーブ豚の一皿<スタイルシュークルート>】

日本には本当に世界中の名だたるお店が多くある。 日本の経済力は衰えて久しいが、日本の料理界における求心力は健在である。 オーベルジュ・ド・リルは、50年以上にもわたり、フランス本国のミシュラン三ツ星に輝き続けるアルザスの名店である。 そちらのス…

殿堂入りのお皿たち その69【エスキスの 哲学のある烏賊】

ESqUISSEとは素描という意味。 色々な意味をお皿の上に切り出します。 烏賊のお皿は一瞬、どきっとするものがある。 イカ墨のデザインは単なる素描風とも感じられるが、そこには、獲られそうになったイカが逃げながら最後の墨を吐く生命の証がイメージされて…

殿堂入りのお皿たち その68【トゥールダルジャン東京の鴨と根セロリと白トリュフのスープ】

今時にしては貴重な格式を保ち続けているフレンチ、トゥールダルジャン。 パリ本店は、400年以上の歴史を重ねている歴史あるお店です。 ビールを置いていないところに想いが感じられます。 こちらのスペシャリテは何と言っても、ビュルゴー家の鴨なのですが…

2019フレンチ(スペイン系含む) 星評価

2019年は食べ物界では、結構大きな動きがあったように思います。 人気店の予約困難化が著しく進行しました。世の中の二極化の反映でしょう。 予約にお金が掛かるOMAKASEサイトの躍進、会員制のお店の急増などが具体的な例です。SNSなどを通じた予約も普通に…

殿堂入りのお皿たち その45 【レフェルヴェソンスの 定点、蕪 その2】

こちらは、ミシュラン二つ星のお店であるが、スペシャリテはなんと蕪。 見かけはシンプルであるが、最新の調理法を用い、4時間以上もの調理時間を要して作られる。そしてほとんど味付けはなされない。 それゆえに、蕪の本来の旨味が直接食べ手に伝わってく…

殿堂入りのお皿たち その43 【TSU・SHI・MIさんの 渾身の野菜のお皿】

もちろん、多くのシェフは渾身のお料理を作っている。 しかし、TSU・SHI・MIさんの、この野菜のお皿は、一目見て、その渾身さの異常さを感じることが出来るお皿である。 当然、一品一品、下ごしらえは異なっており、野菜の種類だけ、異なる手間がかけられて…

殿堂入りのお皿たち その11 【エールのワイングラスの中にお花の咲いた、スペシャリテAir】

このお皿は、まず、見た目に華々しいが、 海老,貝、イクラ、ズワイガニ等がグラスの中に混在したバランスの取れた前菜。 まるで、グラスの中にお花が咲いたかのような容姿には誰もが目を見張るであろう。 そして、食べてまた目を見張るであろう。 ただし、食…

殿堂入りのお皿たち その7 【ボニュのオマール海老のビスク】

世の中には驚きのお店が多々あるが、その中でもこちらのお店は最上位のお店の一つであろう。こちらのお店では、美味しさと言うものよりも、哲学を前面に押し出してくる。そのキーワードの一つが抽出である。 目の前で見たオマール海老が数分後にはビスクにな…

殿堂入りのお皿たち その2 【レフェルヴェソンスの定点、蕪】

全ての食材は、命である。 それは、動物でも植物でも変わらない。 ミシュラン2ツ星のフレンチ、レフェルヴェソンスには、定番の料理がある。 定点と名付けられた、その両料理は、なんと、蕪である。 蕪の味わいは季節で変わるが、その変化は、まさに蕪が命…