殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019ラーメン 星評価

ラーメンは激烈な競争のある食べ物であり、それゆえに今年も多くの新規性のあるラーメン屋さんが登場しました。ラーメン店は、お店の数が多く全てのお店を食べきることはできないが、個人的な星評価を下記に記します。 三つ星 ☆☆☆ソラノイロ SORANOIRO 本店 …

殿堂入りのお皿たち その66 【甘寛の わらび餅】

日本広しと言えども、本物のわらび餅を頂けるお店は、それほど多くない。 やはり、わらび餅のお店は京都に多く、宝泉さん、祇園徳屋さん、俵屋さんなどの名店が揃う。 祇園徳屋さんの流れを組むお店が東京にあるのはうれしい限りである。 下北沢に本物のわら…

2019日本料理(新日本料理、鮨を含む) 星評価

2019年は、日本料理のひとつであるお鮨が大躍進した年だと思います。 予約の困難さ、価格の高騰が著しく、身近になったのかならなかったのか微妙な状況です。お鮨のそのような状況を横目に、日本料理のカテゴリーは大きな変動がなかったのではないでしょうか…

2019フレンチ(スペイン系含む) 星評価

2019年は食べ物界では、結構大きな動きがあったように思います。 人気店の予約困難化が著しく進行しました。世の中の二極化の反映でしょう。 予約にお金が掛かるOMAKASEサイトの躍進、会員制のお店の急増などが具体的な例です。SNSなどを通じた予約も普通に…

殿堂入りのお皿たち その65 【とかみのお鮨たち】

ミシュランの星付き上位店のお鮨は、必ずしも王道の鮨ではなく、実はネタとシャリのバランス感がおかしなお店も多い。ミシュランは比較的、革新的なお店を好む傾向がある。 こちら、とかみさんのお鮨はバランス的に美しい。 赤酢を好む、好まない、などの好…

殿堂入りのお皿たち その64 【スリオラのズッキーニのお皿】

スペインの海辺を感じさせる名店のスペシャリテであるが、 ズッキーニベースのパスタをズッキーニで包んで燻製のキャビアをかけて仕上げた一品。 こちらのお店のお皿は全てスペシャリテと呼ぶに相応しいものです。 私はスペイン料理が大好きですが、その中で…

殿堂入りのお皿たち その63 【らぁ麺 レモン&フロマージュ GINZA】

このラーメンについては、完全に賛否両論が分かれることと思う。 この味がダメな人は食べ切れないものと思う。 しかし、私にはこの味はツボにはまる美味しさである。 シェフの石塚氏のラーメンはこのお店以外の店舗でも賛否両論が分かれるが、 女性でも食べ…

殿堂入りのお皿たち その62 【ネオ喫茶 KINGの スイーツ】

ネオ喫茶 KINGには、複数のシェフによる料理やスイーツが揃っている。 ティラミスなども美味しいのだが、こちらには平飼い卵の濃厚プリンという品質の良いプリンがある。 その品質もさることながら、その容姿も秀麗であり食欲を大いにそそる。 王道のプリン…

殿堂入りのお皿たち その61 【銀座 篝の 鶏白湯そば】

このお店、ミシュラン掲載店になっているのはダテではありません。 その鶏白湯ラーメンとしての完成度は非常に高いものがあります。 コクがあるけど旨味と食べやすさも兼ね備えているという絶妙なバランスを誇ります。 鶏そばにありがちな臭みもなく、毎日、…

殿堂入りのお皿たち その60 【ヴァタニムの 白いキルギスのはちみつ】

イガマメの花から集められた珍しい白い蜂蜜がある。 ヴァタニムさんでは、この白い蜂蜜を使ったお茶を頂くことができる。 その甘さはとても上品で普通のはちみつとは一線を画している。 もちろん、はちみつだけをそのまま食べてもすこぶる美味である。 tabel…

本日から宮崎市です。オススメの食べ物、お店がありましたら、教えて下さい!

宮崎は、うなぎ、鮨、うどん、チキン南蛮、鶏鉄板焼き、宮崎牛など美味しいものがいっぱいですよね。 宮崎での美味しいお店があったら、是非、教えて下さいませ!

殿堂入りのお皿たち その59 【器楽亭の のどぐろの飯蒸し】

のどぐろは深海魚であり、近年までそれほどメジャーな魚ではなかったが、 その独特の脂ののりから人気に火がついた魚である。 のどぐろは、焼いても生でも独特の美味しさがあるが、飯蒸しとの相性も抜群である。 飯蒸しによる上品な火入れにより、独特な食感…

殿堂入りのお皿たち その58 【蕎楽亭の あいもり(特にひやむぎ)】

私の中では、長い間、ひやむぎという麺に対して、それほど興味を持ってこなかった。 美味しいひやむぎというものが存在することをあまり想像していなかった。 しかし、こちらのひやむぎを頂くと、そのような固定観念は打ち砕かれ、 ひやむぎの価値観に開眼す…

殿堂入りのお皿たち その57 【柴崎亭(梅ヶ丘)の 限定まぐろそば】

柴崎亭はどのラーメンも美味しいのだが、しびれ山椒そばとならんで、 このまぐろそばも唸るお皿である。膜をはるほどのマグロの旨味がまず凄いのであるが、 意味不明なのは、ボウモアにつけたレモン。 これが凄いアクセントになっている。 いつものごとく盛…

殿堂入りのお皿たち その56 【辣上帝の 酸辣粉(サンラーフン)】

中国の地方の名物料理である酸辣粉(サンラーフン)を日本で実現したすごいお店。 麺などの食材は検疫などの問題もあり、容易に入手することはできず、 この料理を日本で実現するのには、一方ならぬ苦労があったことが想像される。 麺の食感が独特なのである…

殿堂入りのお皿たち その55 【カフェクミンの スパイスプリン】

プリンに数々あれど、スパイスプリンは珍しい。 それも、カラメルや、上のクリームにも味に秘密がある。 ビジュアルだけでも、相当なインスタ映えなのであるが、 このプリンは味的にもすごい。 本来はカレー屋さんでありカレーも相当に美味しいのだが、 この…

殿堂入りのお皿たち その54 【愛川の 関西うなぎ、関東うなぎ、くりから焼き】

うなぎの調理法には何種類かあるが、大きく分けると、関西風と関東風がある。 関西風のものは蒸しの工程がないのでかみごたえがあり、それゆえに細かく切り分けられることが多い。左のうなぎは細かく切られていることがわかる。 現代の主流は関東風であり、…

殿堂入りのお皿たち その53 【うずまき別館の ハーブ麺】

これほど美しく清々しいラーメンがあるであろうか? これでもかと惜しげも無く盛られたハーブの山。 塩味のスープとの相性も抜群で、体に良いであろうと確信させるラーメンである。 ヘルシー系のラーメンとしては、群を抜いているラーメンである。 うずまき…

殿堂入りのお皿たち その52 【傳の キャラメリゼプリン黒トリュフ風味】

このプリンは好みによっては合わないかも知れない。 しかし、私にとっては最高のバランスのデザートである。 まさか日本料理のお店でこんなデザートが出てくるとは、朝起きたら洗面台の中に金塊1000kgを見つけたようなものだ。 強烈なるキャラメリゼの風味と…

殿堂入りのお皿たち その51 【玉ゐ 本店の 穴子の竜田揚げ】

穴子の天ぷらは比較的よく見かけるが、穴子の唐揚げ、もしくは、竜田揚げはほとんど見かけない。 穴子の調理法の好みはあろうが、私は、穴子の竜田揚げが大好物である。 穴子は香ばしさとの相性が良い食材だと感じられ、その視点から言うと、 天ぷらよりも竜…

殿堂入りのお皿たち その50 【天まめさんの 寒天スイーツ】

誤解を恐れずに言えば、世の中には「本物」と「本物でないもの」がある。 後者はたいてい日もちさせるために加工されたものであり、やはり「本物」とは異なる。 例えば、作りたての葛きりと、パックで売っている葛きりは、明らかに異なるものである。 こちら…

殿堂入りのお皿たち その49 【Ken's珈琲店の 3Dラテアート】

以前に名古屋のお店の3Dラテアートについて書いたことがある。 そちらは女性による作品だったが、こちらのお店では、渋いマスターが3Dラテアートを作ってくれる。 おそらく、こちらでは着色料も使わず、ごく自然に作られていると思う。 2度と全く同じもの…

殿堂入りのお皿たち その48 【フルーツパーラーゴトーの フルーツパフェ】

世の中にフルーツパフェは数々あれど、こちらのフルーツパフェに比肩するバランスの良いパフェはほとんどない。 フルーツパフェは単にフルーツが美味しいだけでは完成しない。 通常は、フルーツと生クリームの相性とバランスで全体が定まる。 こちらでは、常…

殿堂入りのお皿たち その47 【浅草じゅうろくの 蕎麦】

私にとって、現時点での東京蕎麦御三家というものがある。 こちらのお店のお蕎麦は、まだ伸びしろがあると思わせつつも、その領域に入ってくるお蕎麦である。 基本的には、日本料理屋さんなのだが、蕎麦も前面に押し出しているお店。 たまに、日本料理屋さん…

殿堂入りのお皿たち その46 【すし匠の お鮨たち】

東京には鮨の名店がたくさんあるが、その中でも最も美しいと言っても過言ではないお鮨がすし匠さんにある。 特徴的な包丁の入れ具合により、その味のしみかた、その食感、その味の拡がり方が変わってくる。 シャリもネタによって使い分けされており、伝統的…

殿堂入りのお皿たち その45 【レフェルヴェソンスの 定点、蕪 その2】

こちらは、ミシュラン二つ星のお店であるが、スペシャリテはなんと蕪。 見かけはシンプルであるが、最新の調理法を用い、4時間以上もの調理時間を要して作られる。そしてほとんど味付けはなされない。 それゆえに、蕪の本来の旨味が直接食べ手に伝わってく…

殿堂入りのお皿たち その44 【ペリメニキッチンの ビスキュイサンド】

こちら、ペリメニキッチンさんは、サワークリームを自家製で作っている。 もちろんビスキュイも自家製である。 この二つの組み合わせから、この世で唯一無二のビスキュイサンドが生まれる。 このサワークリームの美味しさは、ロシアを含めても地球一ではない…

殿堂入りのお皿たち その43 【TSU・SHI・MIさんの 渾身の野菜のお皿】

もちろん、多くのシェフは渾身のお料理を作っている。 しかし、TSU・SHI・MIさんの、この野菜のお皿は、一目見て、その渾身さの異常さを感じることが出来るお皿である。 当然、一品一品、下ごしらえは異なっており、野菜の種類だけ、異なる手間がかけられて…

殿堂入りのお皿たち その42 【傳さんの 傳タッキー】

独創性があり、かつ、思いやりを感じられるお皿が出てくる傳さん。 言わずと知れたアジアベストレストランの上位店。 傳さんのスペシャリテはたくさんあるが、この傳タッキーは外せない。 丁寧に調理された鶏は中に季節ごとに異なる具材を詰め込まれて、傳タ…

本日より台湾です。ここぞのお店、教えて下さい!

本日より、5泊台北にいます。 これぞという美味しいお店があったら、是非、教えて下さい。