2019日本料理(新日本料理、鮨を含む) 星評価
2019年は、日本料理のひとつであるお鮨が大躍進した年だと思います。
予約の困難さ、価格の高騰が著しく、身近になったのかならなかったのか微妙な状況です。お鮨のそのような状況を横目に、日本料理のカテゴリーは大きな変動がなかったのではないでしょうか。しかし、これからは食材の入手の困難さが上がってくることが予想され、日本料理もますます先鋭化していくことが予想されます。
以下に、個人的な日本料理の星による格付けを記しておきます。訪問できてないお店もあるのが残念ですが、採点基準は、独創性、素材の質・季節感を重視しています。
三ツ星
☆☆☆龍吟 全てのお皿で感じられる王道感は他の追随を許しません。
☆☆☆傳 素材による派手さはありませんが、それを補ってあまりある魅力があります。ノンアルペアリングも素晴らしい。
☆☆☆銀座しのはら 純粋な日本料理とは言いにくいお店が多い中、より和を感じられるお店。
☆☆☆くろぎ そのあまりにも凄い豪快さは食べるものにぐうの音も出させない。
☆☆☆成生 てんぷら専門店ですが、てんぷらの枠を遙かに超えたお料理です。
☆☆☆東麻布 天本 純粋に楽しく美味しいお鮨が頂ける。
☆☆☆青空 王者感の漂うお鮨。
☆☆☆すし匠 多彩なお皿でお鮨以外のお料理も唸る。
☆☆☆鮨さいとう 王者感の漂うお鮨。
二ツ星
☆☆豪龍久保 魚をはじめとする素材の豪快さと調理の繊細さの妙。
☆☆初音鮨 大将のパフォーマンスには賛否両論がありそうだが、値段に見合うだけのものはあると納得する。
☆☆蛎殻町すぎた 王者感の漂うお鮨。
☆☆よしたけ ミシュラン三ツ星ながら、ひねりも入れてくる圧巻のお鮨たち。
一ツ星
☆かわ村 イタリアンの混ざった日本料理。魚系のものに光るものがある。
☆寛幸 フュージョンがかった日本料理。
☆虎白 独創性への好みがはまるかはまらないか。
☆石かわ シンプルに見えるが繊細なお料理たち。
☆美山荘 命を頂きに行くところ。
☆菊乃井 東京で安定した日本料理を。
☆太月 お店全体の雰囲気が素晴らしい。
☆日本料理 晴山 変わった食材も出てくる。
☆器楽亭 のどぐろの飯蒸しは忘れられない。
☆浅草じゅうろく お蕎麦のカテゴリーなら三ツ星。
☆かんだ お鮨も出てくる、美味しいものを揃えたお店。
☆玄武庵 価格の割に驚くべきお皿を出してくるお店。
☆赤坂詠月 独特の雰囲気に酔いしれる。
☆くすのき 次元の違う天ぷらを頂けるが、いくら何でも価格が高い。
☆とかみ 赤酢が美味しいお店。
☆はしぐち 沈むお鮨と言えばここか。
☆海味 大将は店舗を移転。
☆さわ田 凜としながらも自然体な雰囲気が楽しいお店。
番外
京味 日本料理の大きな流れのひとつを作ったお店。