殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

2019-01-01から1年間の記事一覧

殿堂入りのお皿たち その11 【エールのワイングラスの中にお花の咲いた、スペシャリテAir】

このお皿は、まず、見た目に華々しいが、 海老,貝、イクラ、ズワイガニ等がグラスの中に混在したバランスの取れた前菜。 まるで、グラスの中にお花が咲いたかのような容姿には誰もが目を見張るであろう。 そして、食べてまた目を見張るであろう。 ただし、食…

殿堂入りのお皿たち その10 【初音鮨】

こちらのお店は賛否両論かも知れない。 見かけ上、即興での仕事をしたネタを握るなど、通常の江戸の鮨とは明らかに異なる点が多い。 例えば、ヅケは身を加温し、目の前で短時間で仕事をする。 一見大将は神経が太いように見受けられるが、その仕事振りは細心…

殿堂入りのお皿たち その9 【日本橋蛎殻町 すぎた】

日本の誇る食文化、鮨。 その最高峰の一角に挙げられる、日本橋蛎殻町 すぎた。 先週の情熱大陸でも放送された通りの大将の人間味がそのまま現れたお鮨を頂ける。 どの握りも寸分の隙もない満足感の高い握りである。ネタは大きめだが、寸分も粗さを感じさせ…

殿堂入りのお皿たち その8 【馬子禄 牛肉面の蘭州拉麺】

蘭州拉麺といえば中国では安価でそこそこの味というイメージだが、こちらの蘭州拉麺は異次元である。麺9種類程度を店頭でその場で仕立てる。麺だけではなく、スープ、牛肉も、極めて鮮烈、極上の味付けである。 東京には3000軒を越すラーメン屋が存在するが…

殿堂入りのお皿たち その7 【ボニュのオマール海老のビスク】

世の中には驚きのお店が多々あるが、その中でもこちらのお店は最上位のお店の一つであろう。こちらのお店では、美味しさと言うものよりも、哲学を前面に押し出してくる。そのキーワードの一つが抽出である。 目の前で見たオマール海老が数分後にはビスクにな…

殿堂入りのお皿たち その6 【辣上帝の酸辣粉(サンラーフン)】

世の中に多くの麺料理あれど、日本でちゃんとした酸辣粉を頂けるお店は殆どない。 しかし、こちらのお店では、極太の春雨麺、極上の酸辣粉を頂ける。 店主は何度も中国に足を運びこの麺を輸入しようとしたらしいが困難だったようだ。 それを国内で生産できる…

殿堂入りのお皿たち その5 【香妃園の鶏煮込みそば】

中華には有無を言わせぬ魅力がある。 高級素材を用いたものも良いが、極上の鶏そばを提供してくれるお店が六本木にある。 麺が特別に美味しいわけではないが、鶏のスープとの相性は良い。 鶏のスープといっても、ポタージュ的な濃いものから、澄んだスープの…

殿堂入りのお皿たち その4 【ペリメニキッチンのペリメニ】

ペリメニは、ロシアでは一般的なダンプリングである。 中国の餃子、イタリアのラビオリ、ネパールのモモ、これらと同系統の食べ物と言って良いであろう。 そのような家庭料理であるので、一般的には、ロシア料理においても、それほど力を入れて作られている…

殿堂入りのお皿たち その3 【じゆうさんの蕎麦】

東京都には3000軒を超える蕎麦屋が存在する。 その中でも頂点とも言えるお店が、東長崎にあるじゆうさんである。 蕎麦は香るもの、とは理解していても、こちらのお蕎麦は香る、というレベルを超えている。自分が、蕎麦の畑のど真ん中に立っている気分になる…

殿堂入りのお皿たち その2 【レフェルヴェソンスの定点、蕪】

全ての食材は、命である。 それは、動物でも植物でも変わらない。 ミシュラン2ツ星のフレンチ、レフェルヴェソンスには、定番の料理がある。 定点と名付けられた、その両料理は、なんと、蕪である。 蕪の味わいは季節で変わるが、その変化は、まさに蕪が命…

殿堂入りのお皿たち その1 【センスの北京ダック】

この世には、一生の記憶に残る珠玉のお皿たちが存在する。 そう、まさに殿堂入り、とも呼ぶべきお皿たち。 記念すべき、その1、は、マンダリンオリエンタルホテルの誇る広東料理店、センスさんの北京ダックである。 この北京ダック、ダックの半身から、6切…

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