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コロナウイルスの見通し31  3密回避の窓開放は逆にウイルスを拡散 元WHO専門委が指摘

この記事は、日刊ゲンダイに掲載されたものです。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/272972

 

「感染者がいる状態で窓を開けたら、ウイルスが風で数メートルも飛んでしまう可能性があります。一番危険なのが電車。走行中の風に乗って車内にウイルスが蔓延してしまう恐れがあるのです。」

 

この議論には、コロナウイルスの最小感染個数が関係きますが、現時点では、コロナウイルスの最小感染個数はわかっていないので、結論は出せないはずです。

 

最小感染個数(発症必要数)とは、何個のウイルスが体内に入った時に発症するか?という数です。例えば、ノロウイルスなどは、少しのウイルスでも発症しますが、通常のウイルスではかなり多くのウイルスが体内に入らないと発症しません。

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もし、コロナウイルスの最小感染個数が非常に少なければ、確かに、電車の走行中に窓を開けていれば、広い範囲にコロナウイルスが拡がり危険なこともあるかも知れません。

一方、もし、コロナウイルスの最小感染個数が多ければ、拡散によりその単位体積あたりの数(密度)は減少し、発症は抑えられます。

よって、窓を開けるべきか、開けないべきかはわからないのですが、一つ言えることは、風下に立たないことです。

風下に立たなければ、コロナウイルスの最小感染個数が多かろうと少なかろうと安心です。電車には出来るだけ、車両の進行方向に対して前方に乗ると良いと思われます。

 

※この記事は個人的な洞察です。