殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

コロナウイルスの見通し14 コロナウイルスへの備え方

各国におけるコロナウイルの抗体検査の結果が出て来たことにより、従来思われてきた以上に、コロナウイルスの罹患者が多いことがわかってきた。

https://specialite.hateblo.jp/entry/2020/04/24/213806

 

このことは、かなり強くロックダウンを行っている国においても感染を防げていないことを意味しており、コロナウイルスは感染力がかなり強いことを意味している。日本においては、ロックダウンが非常に緩いことから、もはや自分が感染する可能性はかなり身近に考えなければならない状況である。5/1には、東京での抗体検査の結果が出てくるようだが、諸外国の数字から予想すると、数%から10%程度の数字が出て来ると予想される。

 

抗体検査での陽性者数と、PCR検査による陽性者数が大きく異なるということは、コロナウイルスは、当初よりも、発症率、重症化率、死亡率が低いこと意味しているが、一方、一定程度は重症化しており、肺炎症状を起こすとかなりの重篤な症状になってしまう。ということは、コロナに罹患しても、発症、重症化をしないことが重要である。以下に、コロナ対策の要諦をまとめてみた。

 

コロナ対策の要諦

1 コロナウイルスを取り込まないようにする(stay home、密を避けるなど)

2 コロナにかかっても重篤化しないようにする(栄養を摂り、規則正しい生活をする)

3 重篤化する兆しを捉えて、適切に医療をうける

 

1の対策は、もちろん努力すべきであるが、上記に書いたように、限界があると思われる。

2は籠もっていると、むしろ普段よりもストレスがたまりかねないので、1に注意しながら散歩などをするのが有効だと思われる。

3については、意味深い記事を見つけたので下記に引用する。

 

「私たちは、新型コロナ肺炎が、最初に「サイレント(無症候性)低酸素症」という酸素欠乏を引き起こすことを認識し始めた。・・・

肺炎では患者は通常、胸部の不快感や呼吸時の痛みなどの呼吸障害を発症する。しかし、新型コロナ肺炎の場合、当初患者は酸素量が低下しても、息切れを感じない。しかしその間、驚くほど酸素濃度が低下し、中等度から重度の肺炎(胸部X線写真で見られる)になっていく。・・・

新型コロナ肺炎を患う患者をより多く迅速に特定し、それらの患者をより効果的に治療するひとつの方法がある。その方法では、病院または医院でのコロナウイルス検査を待つ必要はない。普及型の医療器具を使って無症候性の低酸素症を早期に発見することが求められる。その器具とは「パルスオキシメーター」であり、ほとんどの薬局で処方箋なしに購入できる。・・・

パルスオキシメーターは、私が知る2人の救急医の命を救うのに役立った。早い段階で治療の必要性を警告したのだ。2人とも自分の酸素レベルが下がっていることに気づき、病院に行って症状回復へと至った」

https://toyokeizai.net/articles/-/346423

 

日本では依然として、容易にPCR検査を受けることが出来ない。PCR検査を受けるのを待っている間に重篤化してしまうことが十分にありうる状況である。上記の記事は、そこで、役立つのがパルスオキシメーターであることを教えてくれている。パルスオキシメーターは、ご存じない方も多いだろうが、数週間前から多くの人が購入し始めており、安価なものはすでに売り切れている。

パルスオキシメーターの原理はそれほど複雑なものではなく、可視光、赤外線を用いて、酸素と結びついたヘモグロビン(HbO2)と、酸素を離したヘモグロビン(Hb)の比を求めて計測している。なので、下記のようなスマートウオッチ付属のパルスオキシメーターでも目安としては十分機能する。このような状況下ではパルスオキシメーターを一台持っておくのは安全策かも知れない。