殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

コロナウイルスの見通し24 一人一人が自分の考えを持つということの重要性

ここでは、出来るだけ科学的に、コロナの終息を見極めるという趣旨で書いてきましたが、

すみません、書く時に、だんだん、主観が強くなってきてしまいました。

しかし、このコロナから学ぶことは多く、主観を書く価値があるように感じています。

 

今、多くの人が、日本はなぜPCR検査を積極的にやらないのか?と考えています。

まず、事実から見てみましょう。

下図のように、日本のPCR検査件数は、OECD加盟国中、ほぼビリです。

f:id:Specialite:20200504152156j:plain

 

幾ら何でも、日本の国力がここまで酷いとは考えられず、PCR検査件数が低いことには、何かしら日本特有の原因があるはずです。

医療従事者への感謝からも、PCR検査件数が少ないことを突き詰めるのが憚られているようですが、事実から目を背けては、かえって医療従事者が救われません。

私が見聞きしている感じでは、やはり日本には、十分な数のPCR検査能力はあるようです。それではなぜPCR検査件数が少ないのでしょうか。

私が感じる表面上の阻害要因は以下の通りです。

 

・そもそもPCR検査件数が少なくても良いと思っている人がいる

・指令系統が明確でない

・全ての階層で、命令に従うことに慣れきり独自の工夫をしようとしない

 

一つ目の項目については議論があるところでしょう。この議論だけで激論が起きるでしょうが、首相はかなり前より、1日に2万件の検査能力を持つべきと言っています。現行では、実検査件数はその半分にも達していません。検査能力と検査件数は別だということかも知れませんが、医者がPCR検査をすべきと判断しているのに検査できない状況はやはり異常ではないでしょうか。

 

個人的には、三番目の要因が一番問題のように思います。検査ができない理由の説明を何度か目にしましたが、その多くは、現行のルールを頑なに守り、独自の工夫をしようという意欲が見えませんでした。日本が、指揮系統が弱いことは当面避けれないことであると思います。なぜ今まで日本が強かったかというと、国民のひとりひとり(特にものづくりの職人)の質が高かったことだと思います。その、現場のひとりひとりの、自分で考える能力が衰えているのが今回の問題をさらに悪化させているものと思います。