殿堂入りのお皿たち

世の中にあまた煌めく珠玉のお皿たちの記録

コロナウイルスの見通し23 “一人も死者を出さない”というバイアス”

もう一件、昨日提示した三つの道に関わる意見を引用しておきます。

 

1 何もしない場合(医療も標準治療しかしない)、何人が死んで、経済的損失は幾らか?

2 緩やかな自粛をした場合(日本)、何人が死んで、経済的損失は幾らか?

3 完全なロックダウンをした場合、何人が死んで、経済的損失は幾らか?

 

以下の考え方は、実は私の考え方にかなり近いです。

しかし、何れにせよ、科学的に考えることが重要であり、ある道を選んだ時に、何人が死んで、経済的損失は幾らか? どのくらいの期間を要するか? を冷静に眺める必要があります。完全に正しいシミュレーションは不可能ですが、我々は可能な限り冷静で科学的な根拠を持ち、前に進んでいくべきと考えます。

 

 ーーーーーーーーーーーー以下、引用ーーーーーーーーーーーーーー

コロナ収束を早く迎えるための“逆転の発想”? 京大准教授・宮沢孝幸氏の「ウイルスの本質を踏まえた戦略」

https://times.abema.tv/posts/7052332

「誰もが感染しているかもしれないと思って、マスクをして外に出るということは大事だと思う」としつつも、「帰省に関しては車移動や電車は空いている時間に利用」「親と距離をとる」「友人と合わない」「スーパーはマスクをして一人で行く」「話さない」「ジョギングの縦走間隔は最低10m」「人がいるなら並走」「買い物はOK。飲み会は横並びで無言会食」「診療はOK」「筋トレなどは基本1人で行く」「飲食は換気の良いところに座る」といった「感染機会削減策」を提唱している宮沢教授。

 「また炎上しそうだが…」とした上で、収束を早めるための一つの方向性として「お年寄りと免疫が下がっている人を隔離し、50歳以下で健康な人はなるべく外に出して、感染を早めてもらうということだ。だだ、そうすることで50歳以下の人の中で亡くなる人が出てくるので、批判をかなり浴びると思う。しかし、そこまでしなければ収束しないのであれば、結局トータルの死者数はほぼ同じだと思う。やはり、“ボタンのかけ違い”があると思う。ウイルスとうものの本質を見誤り、人権の問題や検査技術の進歩もあって、“一人も死者を出さない”というバイアスが働いてしまった。そのため、“1万人の犠牲を出せば止められる”といったコンセンサスを取れず、世界が大混乱している。仮に1万人の死者を許容するのであれば、日本においてももっと簡単に収束させることができたのではないか」と話した。」