コロナウイルスの見通し13 統計的に医療崩壊の兆しはあるか?
医療現場の逼迫が多く伝えられるようになってきている。
今、日本にとって最も重要なことは、
・医療崩壊の回避
・事実の把握
であろう。
医療崩壊が起きているかどうかを統計的に知るには、死亡率(=死亡者数/陽性者数)の推移を見るのが良いであろう。
もし、医療崩壊の兆しがあるならば、死亡率が上がるであろう。
以下に、横に日にち、縦軸には、左軸に対して陽性者と死亡者を、右軸に対して死亡率(=死亡者数/陽性者数)をプロットした。
黄色の線が重要であるが、途中の大きな増減は、まだ死亡者数が少ないので誤差が大きいためであろう。
これを見る限りは、大きな死亡率の増加は認められないが、このグラフは右に行くほど正確さが増していると考えられ、最近の上昇傾向のは注意が必要であろう。
なお、ここで言う死亡率はと(=死亡者数/陽性者数)としているが、(=死亡者数/罹患者数)という定義にすれば、死亡率は、この数十分の一、すなわち、0.1%以下になる可能性が高い。