コロナウイルスの見通し１０ コロナウイルスの致死率は0.008%？

※本記事は、個人で書いたものであり、間違いを含んでいる可能性があります。必ずしも、全てが正しいと は限らないことをご了承下さい。

コロナウイルスの致死率は、当初、約２％と推定された。

最近の、サンタクララ郡の抗体検査の結果を受けて、致死率は0.12～0.2%と推定された。

オランダにおける同様な調査の結果、オランダでの死亡率は0.58%と推定された。

一方、総じて、今のところ、抗体保持率は３％前後という報告が多い。

日本では、まだ抗体検査の結果は出て来ていないが、以下のような記事が出てきた。

「慶応大病院（東京都）は、新型コロナウイルス感染症以外の治療で手術や入院をする予定だった患者67人にPCR検査（遺伝子検査）を実施したところ、うち4人（約6％）が陽性だったと明らかにした。検査は4月13～19日に実施。全員が無症状だった。同病院は「病院外で感染したと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性がある」としている。」

https://mainichi.jp/articles/20200423/k00/00m/040/051000c

かなりの誤差の大きい見積もりになるが、もし日本人の6％がコロナに感染しているとすると感染者は760万人となる。もちろん、この数字はPCR検査であるので発症前の人を含んでいるかも知れないが。

これらの数字から、当初の見込みよりは、致死率は低いかも知れない。

これらのことから、以下のような意見も見受けられる。

「日本の致死率は死者200人、感染者1万人で約2％だが、もし日本人の3％がコロナに感染しているとすると感染者は380万人いるから、致死率は約0.005％である。」

http://ikedanobuo.livedoor.biz/

本日現在の状況は、国内の感染者　11993人、死者　299人、退院者　2685人　である。死者／（退院者＋死者）＝　約１０％　である。

仮に、日本人の３％、すなわち、380万人が知らぬうちに回復したと仮定すると、

死者／（退院者＋死者＋回復者）　＝　0.008%となり、先の0.005%と近い値になる。　

この計算には仮定があり、あくまでも一つの試算に過ぎないので、

もちろんコロナウイルスに対して油断すべきではない。